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Channel: 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  
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行政法の勉強をするにあたって意識しておくべき5つのこと

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<アンケートのお願い>
2014年度試験に合格した方にアンケートをお願いしています。
今後の参考にしたいと思っていますので、ぜひご協力をお願いします。
アンケートの内容は、こちらをご覧ください。

<実務家講演会&合格者交流会のお知らせ>
2月15日(日)16時~18時 実務家講演会(石井宗信先生・アシスト行政書士法務事務所代表ほか)

2月15日(日)18時~20時 合格者交流会 詳細はこちらをご覧ください。
※私の講義を1回でも受けたことがあれば、参加資格ありと考えてください。通信通学は問いません。

<LEC渋谷駅前本校ガイダンス情報>
2月22日(日)16時30分~18時「合格者来校ガイダンス」

<LEC渋谷駅前本校開講情報>
2月16日(月)19時~21時35分 合格講座行政法(総論手続)第1回
2月28日(土)9時30分~12時30分 横溝プレミアム合格塾本論編民法第1回
※どちらも「無料体験」ができます。LEC渋谷駅前本校(03-3464-5001)までお問い合わせください

さて、合格講座平日クラスで「行政法」が16日から始まります。

そこで行政法学習の際の注意点を書いておきます。

① 講義は必ず2回転させる。
特に初めて学習する方は、一回転させただけでは、各論点の理解が十分にできないおそれがあります。一回転させたあとに、②の学習を行い、その後もう一回転させる。それにより、メリハリのきいた学習ができるようになります。

② 必ず過去問題を一緒に見ながら学習する。
行政法のテキストを読んだり、講義の復習をしようとするときには、必ず過去問題を一緒に見ていきましょう。

初めて学習する場合は、いきなり問題を見ても解けないと思う方もいるかもしれません。それは当然です。解けるわけがありません。

ではどうするか?

解くのではなく、読むのです。

テキストや講義で読んだり聴いたりしたことが、実際の試験でどのように聞かれているのか?を把握することが大切なんですね。

はじめて学習している人は、テキストに掲載されている過去問だけでかまいません。その他の過去問は、たとえば「行政法総論」が終わったところで「総論」関連のものをみるようにしましょう。

2回目以降の方は、講義の復習にあわせて、それ以外の過去問についても見るようにしてください。
いずれにしても、ひたすらテキストを読んでもあまり意味はありません。
最終的にみなさんは試験問題を解かなければいけないのです。

だったら、最初の段階から「テキストの内容」と「過去問題」をしっかり結び付けていきましょう。

過去10年間に試験で問われている内容は、2014年度試験で同じ内容が問われたとしたら、しっかり対応できるようにしておく必要がある。みなさんがやるべきことはきわめて「シンプル」なのです。
この「土台」の確立ができなければ、公務員試験の過去問題や新司法試験の過去問題などに手を出しても効果は上がらないと考えてください。

特に2回目以降の受験生は、自分がどのくらい過去問題で問われていることについて知らなかった点があったかをきちんと確認するという意識で学習に臨むことが重要です。

過去問についてより深く学習したい場合は「過去問徹底解析講座」を受講するとよいですよ。

③ 条文の読み込みをおろそかにしない
これは、条文知識が問われる分野に関するものです。「行政手続法」「行政不服審査法」「行政事件訴訟法」は必須。「行政代執行法」「国家賠償法」「国家行政組織法」も目を通しておくこと。

条文にどう相対するかは、これまでもなんどかお話してきました。いずれにしても条文を読まずに条文知識が問われる分野の問題を正解することはできません。

④ 各論点の全体構造を把握する
ひとことで「行政法」といっても、内容は非常に多岐にわたります。

たとえば「行政法総論」といっても、中にはいろいろな内容がありますね。

ですから、ひとつひとつの論点の細目にいきなりはいりこまず、まず全体構造の把握からはじめましょう。
「行政行為」であれば、・行政行為の特色・行政行為の分類・行政行為の効力・行政裁量・行政行為の瑕疵・行政行為の取り消しと撤回という論点があります。

その中で、それぞれどのような内容が含まれているか思い出すところからはじめましょう。「行政行為の瑕疵」であれば、無効の判断基準をまず学習しますね。そのあと、「主体」「手続き」「形式」「内容」に分けて、無効になる場合、取り消しにとどまる場合を具体的に学習します。それから「違法性の承継」「瑕疵の治癒」「違法行為の転換」について学習しますね。

このように「何を学習したか?」を答えられないとしたら、それは何も学習していないのと同じだということをきちんと認識してください。

⑤ 行政法総論は公務員試験の過去問題で仕上げる
行政法総論は受験生が苦手とする分野の一つです。近年の本試験の問題は、公務員試験の問題に近いものが多く見られます。

学習がひととおり終わった時点で、公務員試験の過去問題集を使って問題演習をやってみると非常に効果的です。ご自分でやっていくのもよいですが、「パワーアップ演習講座」を利用するとさらに効果が上がります。

さらに講義で学習した判例知識について、さらなる学習をしたいと考える場合、こちらの本を見て頂くと良いでしょう。

行政判例ノート 第3版/弘文堂
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