当ブログで再三お伝えしてきたイギリス下院の選挙ですが、結果が判明したようです。
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投票前は、保守党と労働党が拮抗しているというのが大方の見方でした。
どこも単独過半数を獲れず、「ハングパーラメント(宙ぶらりんの議会)」となるなんていわれていましたね。
で、実際は、スコットランド民族党(SNP)は予想通り議席を伸ばしました(56議席)が、そのあおりを受けたのか労働党は予想以上の大敗(232議席)。
前回選挙で躍進した自由民主党も埋没(8議席)。
ウェールズ独立を訴えるプライドカムリ(ウェールズ党)が3議席獲得するなか、イギリス独立党(UNIP)にいたっては1議席しか獲得できず。
ということで、保守党が単独過半数(331議席)を獲得し、キャメロンさんの続投が決まったようです。今回は自由民主党との連立も解消し、保守党単独政権をつくるとのこと。
イギリスの選挙は小選挙区制のみで行われているため、獲得票数と議席数が必ずしも一致しないんですね。
イギリス独立党(380万票)は獲得票数ではスコットランド民族党(180万票)の倍近いのですが、議席数ではかなり差が付きました。
イギリスがらみでは、高崎山のお猿さん。無事「シャーロット」と名付けられることに決まったそうですね。
よかった、よかった。
テレビでみましたが、なんともかわいらしいお猿さんです。
これで、ご夫妻が日本に来た時に高崎山に寄ってくれて、お猿の「シャーロット」ちゃんと対面してくれれば、大分県としても大きな観光の目玉になるし、いいことづくめでしょう。
ま、こんなくだらない話題は試験には絶対でないでしょうけどね(笑)。
早いもので来週は「関西弾丸ツアー」です。
京都駅前本校と神戸本校に行きます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
それにしても、日本国憲法について「日本に無知な数人の米国人が、日本人の意向など全く聞かずに、わずか数日で勝手に作成した押し付けだ」だと、どこかの政党は「改憲マンガ」に書いているそうですが、日本国憲法のことをよくわかっていない人(つまりけっこう多くの日本国民)は「へぇ~そうなんだ」と信じてしまいそうで怖いなぁ。
憲法25条の生存権は日本側の提案で入ったことなんて、知っている人は少ないのかもしれません。
なにしろ、その政党の幹事長だという方は、国会で議論をこれからする法律案の成立を他国の議会で宣言するという暴挙に出た首相について「言論の自由だ」と言うくらいですからね。
大人が日本国憲法のことをもっと知らないといけない。
改正の是非はその次の段階の問題でしょう。