Quantcast
Channel: 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5441

本試験まであと170日。行政法の記述問題対策について考えてみる

$
0
0

 

5月のガイダンス&開講情報

 

5月27日(日)

13時30分~ 合格講座民法(債権家族法)第1回 

※無料で体験受講できます。詳しくは渋谷駅前本校(0334645001)までお問い合わせください

16時30分~ ガイダンス(渋谷スピード学習クラスのご紹介が中心です)

 

 

 

 

===================

 

本試験まであと170日。

 

「あと140日の過ごし方」まであと30日。

 

今回は、行政法の記述問題の出題傾向を紹介していきます。

 

行政法の記述問題は毎年1問出題されています。

 

過去12年の出題状況は以下の通りです。

 

2006年・・・原告適格(行政事件訴訟法)

 

2007年・・・行政手続法7条(行政手続法)

 

2008年・・・申請型義務付け訴訟(行政事件訴訟法)

 

2009年・・・判決の拘束力(行政事件訴訟法)

 

2010年・・・事情判決(行政事件訴訟法)

 

2011年・・・即時強制(行政法総論)

 

2012年・・・形式的当事者訴訟(行政事件訴訟法)

 

2013年・・・訴えの利益(行政事件訴訟法)

 

2014年・・・公の施設(地方自治法)

 

2015年・・・原処分主義(行政事件訴訟法)

 

2016年・・・秩序罰(行政法総論)

 

2017年・・・宝塚市パチンコ条例事件(行政法総論)

 

見ていただくとわかるように、行政事件訴訟法からの出題が全12問中7問と突出しています。

 

2017年の問題も、判決の種類を書く必要があるので、行政事件訴訟法の知識を要します。

 

あとは行政法総論が3問、行政手続法1問、地方自治法1問ですね。

 

全体としてみると、行政事件訴訟法が突出しているのですが、直近5年でみると、行政事件訴訟法2問、行政法総論2問、地方自治法1問と出題内容がばらけてきているのがわかります。

 

2018年の出題を考える際に、行政事件訴訟法からしか出されないと考えるのは危険です。

 

行政手続法や行政不服審査法、地方自治法から出題されることも想定できますし、3年連続行政法総論ということも全くないとはいえません。ちなみに行政法総論は3回とも「行政上の強制手段」からの出題ですね。

 

国家賠償法からの出題はほかの分野に比べるとさすがに可能性は低いとは思っていますが、公定力との関係で「国家賠償請求訴訟は、取消訴訟において取消判決を得て公定力を否定することなく提起してよい。」といったことを書かせる問題が出されてもいいかもしれませんね。この判例は2016年は択一で、2017年は多肢選択で出題されています。

 

いずれにしても行政法の記述問題は、これまですべて択一式や多肢選択式で出題されたことがあるネタから出されています。

 

その意味でも、択一式や多肢選択式で問われる知識をきちんと身につけておくことこそが最良の記述対策であるといえますね。

 

「文章を書くのが苦手です」という相談をしてくる受験生の方も多いのですが、ご自分でゼロから文章を作成するような問題は出されません。

 

これは採点する手間も考えているのだと思いますが、書くべきことを指定してくる問題がほとんどですね。

 

たとえば2017年の問題では

「最高裁判所の判例によれば、こうした訴訟は、どのような立場でA市が提起したものであるとされ、また、どのような理由で、どのような判決がなされるべきこととなるか」

と聞いています。

 

解答を書くときは

「~の立場でA市が提起したものであり、~の理由で、~判決がなされるべきである」

という基本フォームを設定し、あとは「~」に入るセンテンスを考えます。

 

字数が45字を超える場合は、「~」以外のところをほかの表現に置き換えられないか?または単純に削れないかを考えればOKです。

 

つまり、記述問題は、「穴埋め問題」なのです。

 

いっそのこと字数を指定して、そこに入るセンテンスを書かせる問題にすればいいような気もしますが、それですと2000年~2005年に出題されていた形式と違いがでないため、45字で書けという指示にしているのでしょう。

 

ちなみに2017年の記述問題は、2015年問題8で出題されていた内容に準拠しています。

 

 

なお記述特有の対策としては、

 

① 質問形式の1問1答トレーニングを行う

 

② 漢字の練習をしておく

 

といったことが挙げられます。

 

①は〇×式の1問1答ではトレーニングすることができません。

やはりゼミ形式で講師からどんどん質問をなげかけてもらうのが一番良いですね。

その意味では「行政法16点アップ道場」が最適です。

 

②は意外と大事です。

スマホやPCの普及にともない、年齢に関係なく漢字を書けない人が増えてきています。

よく例に出すのは「秩序罰」を書こうとして「秩」が「秋」になってしまったケースです(笑)。

笑い話みたいですが、当事者にとっては大問題。

わからなくなったら、字数の関係もありますが、ひらがなで逃げるというのがいいですね。

下手に違う漢字を書いて減点されるよりはマシというレベルですが。

やはり学習していて気になる用語は一度自分の手を動かして書いておきましょう。

 

 

ひさしぶりに、自由が丘の老舗洋菓子店「モンブラン」のケーキを食べました。

 

一時期甘すぎるなと感じて遠ざかっていたのですが、ひさしぶりに食べると、甘さの中に素材の良さが感じられて、やはりおいしいなと。

 

 

================

 

 

22日からいよいよ「憲法8点アップ道場」の通信クラスの配信がスタート。

 

昨年の「誤り肢選択肢チェック道場憲法」から大きくパワーアップした「判例編」は5月3日の教室講義を収録したもの、今年から登場の「条文編」はスタジオ収録したものがそれぞれ配信です。

 

「判例編」「条文編」の通信クラスのお申し込みはこちらから

 

よかったらセットでお申し込みくださいね。

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5441

Latest Images

Trending Articles